屯

屯 · はじめは難しい、それが普通

出だしは散らかって、詰まる——あなたのせいではなく、芽が土を破るのはもともと大変だから。

できること 大きな目標を、今日できる一小歩に切る。できたら今日は終わり。

生活では、物事の始まりの難さを指しやすい——乱れや詰まりは芽が出るときの普通のリズム。小さな歩幅で。

生活の中で照らし合わせる

宗師の見解

核心の定見

病は始動が雑なのに硬く突いて成功を急ぐこと。薬は経綸——大きな目標を今日できる一小歩に切ること。

学理の剖析

下震上坎。下で雷が動き、上に雲の険。進みたいが阻まれるので屯。気勢は新芽が土を破る:生机あり、詰まりと雑然も必ずある。大象「雲雷屯,君子以経綸」。経綸は糸口を整え秩序を立てること。愚痴と蛮進より先。乱は失敗ではなく、この卦の本象。

歴史の映照

劉邦が関中に入り、まず約法三章して争鋒を暫し緩めたように——乱世の始動は、最低の秩序を先に出し、野心の全部を一度に広げない気勢。

場面の現象

大きな目標を今日できる一小歩に切り、できたら切り上げる。感情も細部も一度に広げない。新しい関係や企画はリズムをゆっくり知る。方向は仮でよく、細部は歩きながら調える。争いは話せる小さな点に分けて順に。現金と緩衝が揃ってから動く。開局に全部を賭けない。

古人はどう言ったか

元亨,利貞,勿用有攸往,利建侯。

屯は始まりの難しさ。通れるが、無謀に突進しない。信と人を立て、まず土台を固める。

屯,剛柔始交而難生,動乎險中,大亨貞。雷雨之動滿盈,天造草昧,宜建侯而不寧。

雲,雷,屯;君子以經綸。

雲雷屯。乱れた始めでは、君子は経綸で整理する——文句より先に糸口を整える。

背景の短述

「水雷屯」は下震上坎。屯は万物始生の難。新朝草創のよう。雷が水下にあり、動いて険に遭う。古人はよく、初めは信を立て侯を建て、乱衝するなと戒めした。

六爻の原文