巽

巽 · 柔らかく進み、くり返し入る

柔らかく何度も染み込むほうが、無理な突破より効くことが多い。

できること 同じお願いを、よりはっきり、よりやさしく、もう一度言う。

生活では、柔らかく繰り返す前進を指しやすい——浸透のほうが、無理な突破より効くことが多い。

生活の中で照らし合わせる

宗師の見解

核心の定見

病は一度の硬闖、命令が人心に入らぬこと。薬は申命行事——柔和に反復滲透し、小歩微調が硬推に勝ること。

学理の剖析

上下皆巽。随風相入。柔以て時に入る、ゆえに巽。気勢は滲透:柔和の反復はしばしば硬闖に勝る。大象「隨風,巽;君子以申命行事」。命令は反复申明し、まず人心に入る。一度の重倉硬推を抑える。柔以時入——勸說と布局は其の内に入ってこそ効く。

歴史の映照

張良が進履してのちに進言でき、柔をもって謀を成したように——巽の気勢:剛強は反復入微に及ばず、申命柔進してこそ人心に達す。

場面の現象

同じ請求をより清楚でより温いやり方でもう一度言う。事業は柔和反復の方式で推進。関係は反复温く表現と傾聴。小步驟で反复テストと微調。習慣は細水長流で養成。小額多次の分批柔進布局。衝突は柔で剛を克し、反复沟通して訴求をゆっくり送达する。

古人はどう言ったか

小亨,利攸往,利見大人。

巽は小亨、攸往に利あり、大人を見るに利あり。柔くして入れる。命令や劝めは心に入って、初めて効く。

重巽以申命,剛巽乎中正而志行。柔皆順乎剛,是以小亨,利有攸往,利見大人。

隨風,巽;君子以申命行事。

随風。命を申し事を行う——命令は繰り返し申し、はじめて人心に入る。

背景の短述

「巽為風」は純巽卦で、上下ともに巽。巽は随風。申命行事。柔以時入——命令も勧めも、内に入って初めて効く。

六爻の原文