損
損 · 少し減らすと、かえって軽い
余分を減らすと見通しがよくなる——自分への罰ではない。
できること 今日は消耗を一つ減らす(購読・約束・画面時間)一時間。
生活では、余分を減らすことを指しやすい——明晰さを得るためであり、自分を罰するためではない。
生活の中で照らし合わせる
- 仕事とキャリア 余分な会議と案件を減らし明晰さを得る。引き算は自分への罰ではない。
- 感情と対人 制御と要求を少し減らし、余白を少し増やす。関係は軽くなりやすい。
- 決断と布石 二次的なの選択肢を自ら捨て力を集中。余りを削って不足を補う。
- 心身と成長 欲・消耗・比較を減らし、身心を真に養う練習だけ残す。
- お金と資源 不要支出を削り帳簿を簡素に守る。節約が資源。雑多な新規枠は減らす。
- 交渉と対立 核心でない利益を先に一歩譲り、大局を話せる状態に。小を損して大を全う。
宗師の見解
核心の定見
病は減損が自己懲罰になるか、なお余りを囤ること。薬は懲忿窒欲——真誠に減法し、余りあるを損して不足を補い、清晰と換えること。
学理の剖析
下兌上艮。沢が山下にあり、下を損して上を益し其の道上行す、ゆえに損。気勢は減省:剥奪ではなく、過重の処を少し軽くすること。大象「山下有澤,損;君子以懲忿窒欲」。まず怒と欲を減らし、二簋も用いて享す可し——減省が誠から出れば、同じく荘重到位。減を罰とするか、減すべきなのになお囤るのを抑える。損益盈虚は時と偕に行く。
歴史の映照
漢の文帝が躬行節倹し、宮室の費を減じて民生を安んじたように——損の気勢:余りあるを減じて根本を養い、誠から出で自虐から出ず、ゆえに長久たりうる。
場面の現象
今日は消耗を一つ減す(订阅・約束・画面時間)一時間。事業では余分な会議と項目を減らし清晰と換える。関係は制御と索取を少し減らし、空間を増やす。決断は次要オプションを自ら捨て力を集中。成長は欲・耗・比較を減す。非必要開支を削り簡帳を守る。衝突はまず非核心利益を一歩譲り、小を損して大を全うする。
古人はどう言ったか
有孚,元吉,無咎,可貞,利有攸往。曷之用,二簋可用享。
損は孚あり、元吉、咎なく、貞に可、攸往に利あり。二簋も用て享れ——減省が誠実なら、同じように莊重。
損,損下益上,其道上行。損而有孚,元吉,無咎,可貞,利有攸往。曷之用?二簋可用享;二簋應有時。損剛益柔有時,損益盈虛,與時偕行。
山下有澤,損;君子以懲忿窒欲。
山下に沢。忿を懲らし欲を窒ぐ——怒りと欲を減らし、自分を少し軽くする。
背景の短述
「山澤損」は下兌上艮。損は山下有沢。損下益上は誠から。二簋可用享——減省が誠実なら、同じく到位。
六爻の原文
- 初九 巳事遄往,無咎,酌損之。
- 九二 利貞,征凶,弗損,益之。
- 六三 三人行,則損一人;一人行,則得其友。
- 六四 損其疾,使遄有喜,無咎。
- 六五 或益之,十朋之龜弗克違,元吉。
- 上九 弗損益之,無咎,貞吉,有攸往,得臣無家。