明夷

明夷 · 光が遮られたら、まず守る

低調や圧があるとき、場を無理に保つより火種を残すことが大事。

できること 今日は露出を減らし、自分のためだけの小さなことを一つする。

生活では、低調や圧の下を指しやすい——火種を守るほうが、場を無理に支えるより大事。

生活の中で照らし合わせる

宗師の見解

核心の定見

病は低潮なのになお場面を硬撑し、曝光して証明を求めること。薬は用晦而明——光が遮られるときまず火種を護り、外晦内明。莅衆に凡事の曝光は要らない。

学理の剖析

下離上坤。明入地中。内文明にして外柔順、ゆえに明夷。気勢は傷明の時:低潮または圧され、火種の保存が場面の硬撑より重要。大象「明入地中,明夷;君子以蒞眾,用晦而明」。外晦内明。人を帯びるとき凡事を曝光しなくてよい。利艱貞の自守を扶け、公開硬剛と虚撑を抑える——晦にして能く正。暗中に布局し、休養内省し、光線が戻ってから動く。

歴史の映照

箕子の明夷、文王が拘られて易を演じたように——明夷の気勢:傷明の時は用晦而明。まず自守と内正を求め、低谷で外へ硬撑して証明を求めない。

場面の現象

今日は曝光を減らし、自分だけに益する小事を一件する。事業の低潮ではまず核心能力を護り、場面の硬撑を減らす。関係の委屈期はまず自己を安穩にし、信頼できる人には軽く訴えてよい。決断は明哲に暫し曝光を緩める。成長は作息と信念の微光を守る。開支を緊縮し、まず現金と信用を保つ。衝突は公開硬剛に向かず、低調に処理し証拠を保全する。

古人はどう言ったか

利艱貞。

明夷は艱貞に利あり。光が傷つく時、苦しさの中で正を守る。無理に華やかでなくてよい。まず心が歪まないこと。

明入地中,明夷。內文明而外柔順,以蒙大難,文王以之。利艱貞,晦其明也,內難而能正其志,箕子以之。

明入地中,明夷;君子以蒞眾,用晦而明。

明が地中に入る。衆に蒞みて晦を用いて明——外晦内明。人を率いる時、すべてを晒さなくてよい。

背景の短述

「地火明夷」は下離上坤。明夷は明入地中。傷明の時。箕子・文王の故事がよくこの卦に連なる——晦くして正を保て、まず自守。

六爻の原文