蹇

蹇 · 道が難ければ、回り道か助けを

前が塞がれているとき、無理な突破が合わないこともある——回り道も助けも解決。

できること 代替案を二つ書くか、「あなたならどう行く?」と誰かに聞く。

生活では、前方の阻みを指しやすい——回り道や助けを求めるほうが、無理な突破より合うことが多い。

生活の中で照らし合わせる

宗師の見解

核心の定見

病は前方に阻があるのに硬く闖ること。薬は反身修徳——まず経路と自身のリズムを改め、迂回と借力を並用する。

学理の剖析

下艮上坎。下は山の止、上は水の険。進めば蹇難。気勢は行けない:道がないのではなく、正路のコストが高すぎる。大象「山上有水,蹇;君子以反身修徳」。反身は敗北ではなく、歩き方・助け手・時機を先に改め、それから前進を語ること。

歴史の映照

晋の文公重耳が十九年出奔したように——蹇の気勢:行けなければ改道し、徳を修め、力を借り、険から通へ入る。正面から一つの死結に硬くぶつかるのではない。

場面の現象

代替案を二つ書くか、一人に「どう歩くか」を問う。迂回と帮手を実行できる次の一手にする。仕事で阻があれば経路を改めるか延ばし、支援を求める。関係が詰まったら信頼できる人に助けを求め、黙って一人で硬撑しない。流動性が厳しければまず固定支出を削り、借力のあと動く。話が開かなければ場を換えるか調停を——死結を迂回する方が正面硬剛より効くことが多い。

古人はどう言ったか

利西南,不利東北;利見大人,貞吉。

蹇は西南に利あり、東北に利なし。大人を見るに利あり、貞吉。険を見て止まり、德を修めて戻る方が、無理に闖するより道がある。

蹇,難也,險在前也。見險而能止,知矣哉!蹇利西南,往得中也;不利東北,其道窮也。利見大人,往有功也。當位貞吉,以正邦也。蹇之時用大矣哉!

山上有水,蹇;君子以反身修德。

山上に水。身を反りて德を修む——行けなければ、まず自分を改める。

背景の短述

「水山蹇」は下艮上坎。蹇は山下有水。見険而止。反身修德——行けない時、まず自分と路線を改める。

六爻の原文