夬

夬 · 決めるときは決める

はっきり言うべきときが来た——延ばしても過ぎない。やさしく、でも堅く。

できること 今日は先延ばしの決断を一つし、関係する人に一文で伝える。

生活では、はっきり言うべき関門を指しやすい——柔らかく、しかしはっきり。先延ばしでは越えられない。

生活の中で照らし合わせる

宗師の見解

核心の定見

病は是非すでに明らかなのになお拖すか、決して自満し施なきこと。薬は揚於王庭——温くかつ堅く言い清め、決して能く祿を下に施すこと。

学理の剖析

下乾上兌。剛が柔を決す。沢上於天。五陽が一陰を決す、ゆえに夬。気勢は決断:拖しきれず、話を一度言い清める。大象「澤上於天,夬;君子以施祿及下,居德則忌」。決して能く施し、徳に居て自満しない。曖昧拖延と決後の羞辱を抑える。揚於王庭は誠信公開が要る。決断は剛であり、また衆の共見が要る。

歴史の映照

子産が郷校を毀たず、公議で是非を決したように——夬の気勢:決は公開で可信。剛中してもなお施与の徳を残し、私意の独断ではない。

場面の現象

今日は早くすべき決断を一つし、一句で関係者に通知する。事業では言い清めるべき関口に温くかつ堅く表態する。関係は言うべき境界を出口する。是非明らかなら果断に拍板し理由を公開。過ちを改めるのは乾脆到位。停損や催收は決断ののち紀律を守る。衝突は底線を一度言い清めて執行し、決絶にして羞辱しない。

古人はどう言ったか

揚於王庭,孚號,有厲,告自邑,不利即戎,利有攸往。

夬は王庭に揚げ、孚もて号し厲あり。邑より告げ、即戎は利なし、攸往に利あり。決断は公開と誠信で。密かに武を用いない。

夬,決也,剛決柔也。健而說,決而和,揚於王庭,柔乘五剛也。孚號有厲,其危乃光也。告自邑,不利即戎,所尚乃窮也。利有攸往,剛長乃終也。

澤上於天,夬;君子以施祿及下,居德則忌。

沢が天に上る。祿を施して下に及し、德に居れば則ち忌む——決しつつ施し、德に居て自満しない。

背景の短述

「澤天夬」は下乾上兌。夬は沢上于天。陰柔を決去。揚于王庭、誠信公開が要る。決断は剛、かつ衆に見えること。

六爻の原文