夬
夬 · 決めるときは決める
はっきり言うべきときが来た——延ばしても過ぎない。やさしく、でも堅く。
できること 今日は先延ばしの決断を一つし、関係する人に一文で伝える。
生活では、はっきり言うべき関門を指しやすい——柔らかく、しかしはっきり。先延ばしでは越えられない。
生活の中で照らし合わせる
- 仕事とキャリア はっきり言う関門が来た。柔らかく、しかしはっきり。先延ばしでは越えられない。
- 感情と対人 言うべき境界は口に出す。態度は堅く、口調は相手を尊重してよい。
- 決断と布石 是非が明らかなときはきっぱり決め理由を公開。曖昧な先延ばしを避ける。
- 心身と成長 誤りの改正はきっぱりきちんと。消耗習慣を断つ。決しても情を失わない。
- お金と資源 損切りや回収は決断後に規律を守る。帳簿を明確に。情面で曖昧に増やさない。
- 交渉と対立 譲れない線を一度言い切り実行する。きっぱりしていても辱めず、収まりがきれいになる。
宗師の見解
核心の定見
病は是非すでに明らかなのになお拖すか、決して自満し施なきこと。薬は揚於王庭——温くかつ堅く言い清め、決して能く祿を下に施すこと。
学理の剖析
下乾上兌。剛が柔を決す。沢上於天。五陽が一陰を決す、ゆえに夬。気勢は決断:拖しきれず、話を一度言い清める。大象「澤上於天,夬;君子以施祿及下,居德則忌」。決して能く施し、徳に居て自満しない。曖昧拖延と決後の羞辱を抑える。揚於王庭は誠信公開が要る。決断は剛であり、また衆の共見が要る。
歴史の映照
子産が郷校を毀たず、公議で是非を決したように——夬の気勢:決は公開で可信。剛中してもなお施与の徳を残し、私意の独断ではない。
場面の現象
今日は早くすべき決断を一つし、一句で関係者に通知する。事業では言い清めるべき関口に温くかつ堅く表態する。関係は言うべき境界を出口する。是非明らかなら果断に拍板し理由を公開。過ちを改めるのは乾脆到位。停損や催收は決断ののち紀律を守る。衝突は底線を一度言い清めて執行し、決絶にして羞辱しない。
古人はどう言ったか
揚於王庭,孚號,有厲,告自邑,不利即戎,利有攸往。
夬は王庭に揚げ、孚もて号し厲あり。邑より告げ、即戎は利なし、攸往に利あり。決断は公開と誠信で。密かに武を用いない。
夬,決也,剛決柔也。健而說,決而和,揚於王庭,柔乘五剛也。孚號有厲,其危乃光也。告自邑,不利即戎,所尚乃窮也。利有攸往,剛長乃終也。
澤上於天,夬;君子以施祿及下,居德則忌。
沢が天に上る。祿を施して下に及し、德に居れば則ち忌む——決しつつ施し、德に居て自満しない。
背景の短述
「澤天夬」は下乾上兌。夬は沢上于天。陰柔を決去。揚于王庭、誠信公開が要る。決断は剛、かつ衆に見えること。
六爻の原文
- 初九 壯於前趾,往不勝為咎。
- 九二 惕號,莫夜有戎,勿恤。
- 九三 壯於頄,有凶。君子夬夬,獨行,遇雨,若濡,有慍,無咎。
- 九四 臀無膚,其行次且。牽羊悔亡,聞言不信。
- 九五 莧陸夬夬,中行無咎。
- 上六 無號,終有凶。