大過

大過 · 負荷が高め、重点を選ぶ

抱えすぎのときは、果断な取捨が大事。足すより、息の間を残すこと。

できること 「いまやらなくていい」ことを三つ書き、今日ほんとうに少なくとも一つ下ろす。

生活では、抱えすぎを指しやすい——きっぱり取捨し、息の隙間を残すほうが、さらに足すより大事。

生活の中で照らし合わせる

宗師の見解

核心の定見

病は棟がすでに撓っているのに、なお加碼して硬く支えること。薬は果断な取捨で息口を残し、卸負を恐れず独立すること。

学理の剖析

下巽上兌。沢の水が盛り過ぎて木を滅し、中は弱く本末は強いので大過。気勢は非常の圧力:構造はすでに偏り、細修より減負。大象「沢滅木,大過;君子以独立不懼,遯世無悶」。不懼は立ち、放下することにあり、圧梁の木をさらに一本足すことではない。

歴史の映照

范蠡が勾践を輔け呉を滅ぼしたのち扁舟で五湖へ——大過のあとに機を知り卸負する気勢。非常の功業と圧力の下でも、独立して決め、盛名に自ら乱れない。

場面の現象

「今やらなくてよい」ことを三つ書き、今日は本当に少なくとも一つ放下する。仕事は加碼より先に卸負。関係が過載なら負荷を打ち明け、ともに減圧。構造が偏っているときは減負と補強を先に。レバレッジが高すぎればまず下げ、債務を返す。争いがリズムを潰しているときは停戦・減圧してから条件を話す。

古人はどう言ったか

棟橈,利有攸往,亨。

大過。棟が橈み、本末が弱い。非常の時は非常の手配もあり得るが、なお中正を求め、攸往に利ありて通る。

大過,大者過也。棟橈,本末弱也。剛過而中,巽而說行,利有攸往,乃亨。大過之時義大矣哉!

澤滅木,大過;君子以獨立不懼,遯世無悶。

沢が木を滅す。独立して懼れず、世を遯れて悶えず——非常の圧力下でも立ち、自乱しない。

背景の短述

「澤風大過」は下巽上兌。大過は沢滅木。棟橈之本末弱。非常の時は非常の行もあるが、経典はなお中正を求め、無謀を奨めない。

六爻の原文