正財:身を耗す財。安定は喜用ではない
正財も身を耗す。甲木の正財は己土である。日主が克し、陰陽は逆である。人はこれを安定した収入、分内の資源と言う。安定は入り方の形容であり、喜用神だという意味ではない。
身が強ければ、この耗は使える。決まった責任と決まった収入は担いやすい。身が弱ければ、どれほど安定した財も耗である。毎月支弁する一筆は、足りない身を毎月一度引くだけである。名に「正」があるから生扶にはならない。
だから「正財があれば安穏」「財を見れば破れる」とは書かない。答えるのは、この資源が日主の克すべき行に属するか、身にこの耗を担う力があるかである。ラベルは「安定した受け取り」と書いてよい。喜ぶかどうかは扶抑に従う。
甲が己を見て初めて正財である。己土が多く、木を埋めるなら、耗は圧になる。それでも身が足りるかの問題であり、正財が姓を変えたのではない。予算や契約を動かす前に身を見る。この二字の聞こえで決めない。
出典は『子平真詮』の正財を論じた箇所。本文は一念自身の読み方である。